『ロミオとジュリエット』終幕!

2024年12月~2025年1月の年末年始にかけて上演しました『ロミオとジュリエット』本公演はお陰様で無事終演致しました。
彩の国さいたま芸術劇場、座・高円寺2、せんがわ劇場と、三つの劇場での上演となり、出演者も会場ごとに変化する、演出もそれによって変わっていくという、めずらしい公演でした。
メインキャストは、以下の八名。


平澤智之 ロミオ&乳母&大公&サムソン

絵里 ジュリエット&マーキューシオ&モンタギュー夫人&グレゴリ

ユウキ ティボルト&パリス&スーザン

林勤衛 ロレンス&キャピュレット夫人

鈴木吉行 ベンヴォーリオ&ジョン(&キャピュレット1/7~8)

中島史朗 キャピュレット(~1/5)&エーブラハム

緑めい バルサザー&ポットパン&エーブラハム(1/7~8)

柳誠直 シェイクスピア&序詞役&薬屋


他にアンサンブルとして、日によって以下の皆さんに参加してもらいました。

樋川恵利 椎名トモカズ (12/24,1/6~8) 山岸翔・湯澤真弓(1/4~5) 春名蓮(12/24)

阿部栄子・大倉みのり・小林カツ江・鈴木京子・豊田泰子・中村美子・名幸有香 (12/24)


今回の公演は、シェイクスピア当時と同じ形式で上演しました。

シェイクスピアの生きた時代、劇場には音響も照明もありませんでした。また、当時のシェイクスピア劇では、一人の役者が複数の役を演じるのが当たり前でした。今回の公演では、シェイクスピアの時代と同じように、あえて音響や照明、舞台装置などに頼らず、役者は一人一人が様々な役を演じ分けま、当時と同じように観客も一体になって観劇できる、そのような新しい演劇体験を創出することに挑戦しました。

少人数で、なにものにも頼らない、役者の声と言葉と身体、そして熱量が、今回の公演を創り上げました。これが、私達のスタイルだと、誇れる公演です。

劇場にお運びくださいました皆様、ありがとうございました。

キングスメンではこれからも、すばらしいシェイクスピア劇を上演してまいります。ご期待ください。



演劇ユニット キングスメン King's men

キングスメンは、シェイクスピア作品を中心に名作を舞台化する演劇ユニットです。営利を目的とはせず、本当にすぐれた文化芸術を創出することと、同時に、演劇には縁遠い層の心にも訴えかける力をもったステージを創り、演劇そのものの普及にも貢献できることを目指しています。

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